レモネードをOBAYASHIで飲みたい

きっかけは1年前の4th The Trunk Market。
弊社のブースは広島県産のレモンと蜂蜜で作ったレモネードを提供していた。
当時出店されていたTOHOビーズさんに“このレモネードを広島のグラスで飲めたら最高ですよね”と話したところ、工場見学をさせていただくことに!
TOHOビーズは日本屈指のビーズ会社で、国内シェアは50%を超えている。35年前に、ガラスで会社を大きくして頂いた恩返しがしたい、と先代によって作られたのがガラスの里。広島の人なら一度は訪れた事があるであろう体験型アミューズメントパークだ。工場はTOHO BEADS Style ガラスの里と同じ敷地内にある。
運命の出会いは工場見学をしていた時だ。山田さんという職人さんが炉の前で手際良くガラスを吹き成形していく華麗な技に見とれてしまい、その場から動くことができなかった。そこで山田さんに無理は承知でスタッキンググラス(入れ子になるグラス)の制作を依頼してみた。「サイズはS/M/Lの3種類で、家族みんなが愛用出来るようなスタッキンググラスを作っていただけませんか?」と。その結果…なんとその場で「やってみましょう!」と快諾頂けた。私は心の中で、いや実際にガッツポーズしていたかもしれない。
ただし、「多少のずれは許して下さいね」と何度か念押しされた。
型を使って同じものを何個も作ることができるものは型物(かたもの)という。それとは対照的なものが宙吹き(ちゅうぶき)。宙吹きは職人さんの頭の中にある図面と感覚で吹きながら作られていくものなので、同じサイズのグラスを複数作ったとしても、ぴったり同じものが出来上がるわけではない。山田さんの仰る‘ずれ’とはそういうことである。また宙吹きグラスは型物と違い口当たりが優しいのが特徴でもある。型物に比べ価格は一桁かわるが、口を付ければ子どもから大人まで誰もがその違いを実感できる。
工場見学から数日後、山田さんがお店にサンプルを持参された。
それはまさに私が想像していた通りのグラスだった。美しい透明感があり、やわらかな丸みを帯びた愛らしいたたずまい。まさに職人の宙吹きだからこそ成せる技なのではないかと感動した。

TOHOビーズは他社よりクリアなガラス製品を作るために原料を厳選する過程も大事にしており、それによって美しい透明感のあるグラスを生み出すことができるという。
グラスの名前は工場のある安佐北区大林から「OBAYASHI」。
安佐北区大林は現在、広島市の中でも過疎地域に指定されている。町名を広めるきっかけになればという想いから命名した。
出来上がったグラスに山田さんが大木木(OBAYASHI)と彫り込んで商品は完成。
そしてついに待ちに待ったお披露目の日。
舞台はもちろんきっかけとなった6th Trunk Market !!
初夏の青空の下、OBAYASHIグラスで飲むレモネードは、グラスの口当たりのよさもあいまって、最高の一杯となった。


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