PHENIX ARCHIVAL RESEARCH / フェニックス アーカイバル リサーチ
1952年に日本で誕生し、当時の最新素材であるナイロンをいち早くスキーウェアに導入したスキーウェアブランドである〈phenix〉。
この度、70年に及ぶブランドの歴史を丁寧に紐解き、現代的に再構築した新レーベル〈PHENIX ARCHIVAL RESEARCH(フェニックス アーカイバル リサーチ)〉がスタートする。
過去の膨大なデザイン資料にあたり、考古学的なアプローチにてプロジェクトの陣頭指揮を取ったのは、ファッションディレクターの金子恵治。
ファッションとスポーツが高次元で融合した、新たなコレクションが誕生した。
ファッションとスポーツの融合。発想としては珍しいものではない。これまでに同様のコンセプトで、多くのプロダクトが生まれてきた。 ただ、それらは必ずどちらかに寄っている。
今回〈PHENIX ARCHIVAL RESEARCH〉が目指したのは、ファッションとスポーツが寸分の狂いもなく、50/50の状態である。
雪山でストレスなく着用できる機能性を備え、なおかつ街中で身につけていて気分が高揚するようなファッション性にも目配せがされ ていること、それが大前提となる。
ブランドの財産である過去の膨大なデザイン資料にあたるなかで、変化の激しいスキー界のトレンドにおいて目に留まったのは、特徴的 で興味深いディテールの数々。 それらが醸し出すある種のいなたさに、情緒的な魅力と現代での有効性を感じ取り、プロジェクトの具 体的な方向性が決まった。
素材が進化すれば機能も進化し、デザイン、ディテールはそれに伴い変化していく。
すなわち、よりシンプルかつソリッドに、未来的なムードをまとっていく。
つまり、テクノロジーが進化することによって失われていくいなたさ、愛らしさのようなものを落とし込んだコレクションができないだろうか、 という問いに応えたのが 〈PHENIX ARCHIVAL RESEARCH〉なのである。
ファッション界ではトレンドは螺旋状だと言われている。一方、スポーツ界におけるテクノロジーはあくまで直線的である。本来交わるはず のない両者の交差点を模索 した結果、どこにもない現代服が完成した。
2022.11.11(fri) より販売開始
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■ PROFILE
金子恵治 / ファッションディレクター
セレクトショップ「エディフィス」でバイヤーを務めた後、自身の活動を経て、2015年に「レショップ」を立ち上げる。 現在は、ファッションに関しての広く深い知見を武器に、多方面で辣腕を振るう。
phenix / フェニックス
「phenix」は、1952年に日本で誕生し、これまで1955年当時の最新素材・ナイロンをいち早くスキーウェアに導入しスキーウェアブランドとして礎を築く。
1978年のダウラギリ遠征(8167m)では、国内で初めてヒマラヤの超高所に耐えうるダウンウェアを開発し登頂をサポート。
近年では、技術力の高さが認められオリンピック日本代表選手に何度も製品供給を行ったり、世界トップレベルを誇るノルウェーアルぺンスキーチームのオフィシャル サプライヤーとして長年、最先端のスキーウェア製作を行うなど、ブランド創設70年を迎える今も世界を席巻するブランドとして展開。