2025.03.13

NOZOMI KUROKAWA

『職人』と言う言葉に惹かれます。
調べると、“身に付けた技術で物を作り出す仕事をしている人” と、、、
シンプルな文面なんですが、“拘りをカタチに出来る強さ” を感じる響き。

今回は自分が知らなかった、ハット職人のお話が出来ればと思いツラツラと書いています。
(最近スタッフに僕の文章は倒置法ですねって言われ書くときに気にしてる今日この頃です。)

ご紹介させていただく職人さんは、“ノゾミ クロカワ”
細かいブランド紹介は黒川さんのHPが素敵なのでこちらを覗いてみてください。
HP : https://www.nozomikurokawa.com/
Instagram : @nozomi_kurokawa

普段は住所非公開のアトリエにて招待制で活動されています。

僕が知り合ったのは、去年の11月。事前にアポイントをとってアトリエに伺いました。
アトリエは都内から少し離れた場所にあり、隠れ家なような場所。

初対面は緊張する性分なんですが、黒川さんの人柄なのか、
「こんにちわ、今日は来ていただいてありがとうございます。」の笑顔の一言でスッと打ち解けられたスタートでした。

アトリエ内は、サンプルのハットや制作の際に使われるミシンやアイロン、僕が見たことのない器具など….
モノづくりの裏側を見れる機会ってなかなかないですよね。

暫く談笑した後に、いよいよハットの製作を依頼。

僕の場合は、どんな形が作りたいか具体的なイメージを持たずにアトリエを訪れた為、完全に黒川さんにお任せするかたちでスタート。
(基本イメージや具体的な写真を持って来られる方が多いとのこと)

まず自分の頭を専用の機械で計測。その後カルテを作成。
※僕の頭は楕円形で、少し頭の横にハチがあるのが特徴でした。
1人1人頭のカタチが違うため、特徴など事細かにメモを取られてる姿が印象的でした。

その後コーディネートやライフスタイルを話しながら、理想のハットを見つけていきます。
ツバの長さ、クラウン(頭を覆う部分)の高さ、被る位置などを話しながらカルテにメモを付け足していきます。
ベースになるハットのサンプルはありますが、あくまでサンプル…
相手との対話の中で生まれる“カタチ”を大切にされているのが伝わる時間でした。

その後は、素材や付属のパーツ(リボンや裏地などなど)を会話の中でイメージを膨ませて行く工程。

ざっくりとしたイメージからスタートしたはずのハット作りは、1時間ほどで「この形を求めていたんだ」というゴールに辿り着きました。

待ちに待った2ヶ月後、届いたハットがこちら↓

キャトルマンハット
素材-NUTRIA
リボンはレザーの革紐にSILVERのビーズを3つ付けてもらいました。
裏地は、黒川さんが持たれてる古い着物の生地。

見た目もお気に入りなのですが、被り心地が非常に良いのに感動。
あまり帽子を被らない自分なので、「被った瞬間からスッと馴染む」が一番驚きがあり
“いつもの自分に馴染みながらも”
“いつもの自分とは違う”
そんな雰囲気を作ってくれるアイテムです。



【帽子職人-NOZOMI KUROKAWA-】
https://www.refnet.tv/blogs/popup_store/nozomi-kurokawa

折角作ったハットの体験をref.でもできたらなと企画したのが、be spoke EVENTとして開催する、【 HAT-“NOZOMI KUROKAWA” 】のオーダーイベントです。
期間中は黒川さんが在廊しておりますので、黒川さんとの会話の中で自分だけのハットを見つけていただければ幸いです。

僕は夏用のパナマハットをお願いしようと、今回はしっかりイメージを構想中。

ご興味があるお客様は是非ref.へ遊びき来てください。