No.6 PHIGVEL

11月末日、中目黒にあるPHIGVELの直営店PRODにお邪魔してきました。


(左から、才迫正道・東野英樹氏・黒河将吾氏)

才迫 正道/HIGHBRID店長(以下、才迫)今日はよろしくお願いします。

東野 英樹/PHIGVELディレクター(以下、東野)こちらこそ。何から話そうか?

才迫)ブランドは2002 年スタートなんですよね。
20年ってある意味特別な部分なのかなと思うのですが、何か思うことあったりしますか?

東野)あまり普段から意識したことはないんだけど、今回の20年っていうのは意識はあったかも。
だから何かをやるっていうのは今のところはないのだけど。。。今までもあまり周年で何かやるっていうのもなかったしね。
でも唯一やったのはPRODが10周年の時にイベントやったくらいかな。
中目黒に移転した翌年が丁度10年だったから。ねえ、クロちゃん(黒河)。

黒河 将吾/PHIGVELマネージャー(以下、黒河)ですね、店舗のショップコートやエプロンを作って、写真展示して、飲食や音楽もイベント用に準備して、ちょっとしたパーティーみたいな感じでしたね。

東野)なんかあまりね、周年毎に何かやるとかは考えてないけど、勿論タイミングで出来ることがあればと言うくらいで。
そんな特別なことでもないし、いつもと変わらないままなのかなって感じが大きいですね。

才迫)PRODといえば、移転する前のお店も印象に残っています。
千駄ヶ谷のロンハーマンの奥の方にあって、正直「なんでここに出されたんだろう?」って初めは思いました。  

黒河)その時、僕はまだPHIGVELに入社してなくて、PRODに行こうとすると100%迷ってました。

才迫)同じくです。特に僕たちみたいな出張で東京に向かう組は 笑。

黒河)あまり目印もなくて、次行く時には忘れてますもんね。

才迫)東野さん、あの場所に出されたのには何か理由あったりするんですか?

東野)場所どうこうはないんだけど、お願いしていた不動産屋から、「探している条件とは違うんですが、是非見て頂きたい物件があるんです。」って連絡があって、見に行くと全然条件に当てはまらないんだけど…。建物なのか雰囲気なのか、グッと掴まれた部分があってその場で決めてました。

(移転前のPRODの写真)

黒河)その話は知らなかった。直感で感じたってことなんですか?

東野)そんなカッコ良いのじゃなくて、その時は素直にそう思ったんだと思うよ。

才迫)出張の際に、時間があると気になる店舗を回ったりするんですが、自分がPHIGVELが好きなのを差し引いても魅力のあるお店でした。

東野)嬉しいです。内装も知り合いと一緒に作った店舗だから独特だったのかも。

黒河)それも知らなかったです。

才迫)のっけからマネージャーも知らない話のオンパレードですね 笑。

東野)いやいや、なかなか話題にならないと話さないとこだと思うよ。

才迫)僕のイメージなんですけど、PHIGVELってブランドはベーシックだけど独自の雰囲気があってスタンスが変わらないブランドだなって思います。 

東野)自分でも思うけど、良くも悪くも変わってないのかもね 笑。
あっ、勿論自分達の中で結構変化はあるんだけど、表面的に見えにくいブランドなんだと思う。
言葉とかそういうものが先行したモノ作りが性格的に苦手なのもあるから、ビジュアルから変化が伝わりにくいブランドなのかなって。
色んなブランドがある中で、何が正しいかとかはないんだけど、イメージ先行の物作りよりは、アイテムやバックグラウンドから生まれるバランスを大事にしていきたいと考えていますね。
そうやって作ったアイテムってやっぱり愛着も湧くし、着用した人に伝わる「何か」も多いと思うから。

才迫)それは、僕も凄く思います。
今回お客様にアンケートを書いて頂いたら、不思議と東野さんが言われたことに近い感想が多かったんですよ。いただいた回答の一部を紹介すると
「シンプルなんだけど拘りが詰まったところが好きです。」
「10数年前に購入したアイテムを数年ぶりに身につけても新しい良さを感じることが多々ある。」
「カラーや素材やシルエットがシンプルだけど絶妙なところ。」
「洋服に興味を持つことになったパンツが今でも一軍で思い入れがあります。」
皆さんアイテムに凄く愛着を持たれてて、同じ意見が多かったのに驚きました。

黒河)才迫君からアンケートが届いたとき、僕も驚きました。
全部目を通してみたんだけど、自分達と同じことを感じてくれているのは凄く嬉しかったですね。
僕らが思ってることとお客様が感じていることが近いのが言葉として見れたのには驚きました。
その晩、家でお酒飲みながらちょっと泣きそうになりましたもん。

東野)伝わってるのがわかるのは凄く嬉しいよね。

黒河)あと才迫君、よく聞いたな〜って思いました 笑。
中々聞けないじゃないですが、こういうのって。

才迫)ですね。僕も普段は中々聞くことないんですよ。
でも今回この対談を考えたことや、今まで2回イベントを開催してお客様からPHIGVELの商品について問い合わせをいただくことも増えたのでせっかくならと張り切りました。
こういう機会って中々ないですけど、なんか大事ですよね。
12月に3回目ですから、よろしくお願いします!

東野)あっ、そっか、もうそんな時期だよね。準備しとくよ。

才迫)今まで2回イベントを開催して、前回店頭にも立っていただきましたが、広島のイメージってありますか?あとイベントに対してとか?

黒河)1回目(2020年12月)はコロナの関係で行けなくて、2回目(2021年6月)にやっと行けた時は、すごいお客様の層が広いなって感じました。
若いお客様ともお話できましたし、年齢層の高いお客様も多く、良い雰囲気でご紹介できたイベントだったなって印象があります。
年齢層って大体どちらかに偏ることが多いと思うんですけど、不思議な感覚でした。
あと同時にNEATさんのイベントも開催されてて、同じ空間でできたことも面白かったですね。その後も交友がありますし、ここでしか体験できないイベントだなと思いました。

東野)クロちゃんが言いたかったことをまとめてくれたのでその通りです。
でもイベントに対しては、正直なとこ言うと元々そんな得意ではなかったんですよね。
何か色々考えてしまうことや、ブランドの立ち位置とかを考えたりして、、最近までは積極的ではなかったかも。

才迫)ここ数年開催させて頂いてるってことは考え方が変わったところなんですかね?

東野)変わっていった一つの部分だと思う。長く変わらないスタンスでやってきた中で変わったとこ。
正直昔は少し斜に構えてた部分もあったり、必要性も感じれてなかったんだけど。
ブランドを続けていく中で、1度自分達の立ち位置を確立させようって時期があったんですよ。その時に色々やれる事を削ぎ落としていくと、やれてることって限られてるじゃんって。
このままじゃ、ただ取っ付きにくいブランドだなって気づいちゃって 笑。
もちろんそのお陰で、物作りに集中できた大事な時期ではあったんだけど。。
それとは別に考え方にも変化が生まれて、今ならイベントをする事で見えてくることもあるよねって思えるようになったのかな。
実際イベントに参加することで、自分たちが会えていない、その先のお客様に繋がることやその場所の「温度」を感じることが出来たのは嬉しかった。

黒河)その場所に行かないと感じれない事ってありますよね。

東野)最終的にいうと「人」なんですけど、その場所でしか会えない人や 出来事に魅力を感じています。今までそこを積極的にやってこなかったから、新鮮だし、その中で自分達が勉強になることも多くあるよね。

才迫)そういう場所や機会が作れていることは貴重だなって思います。
なので今回3回目のイベントでは、形を残したくて広島の別注アイテムの制作をお願いしました。

黒河)以前からご相談も受けていたんですけど、ようやく今回形になりましたもんね。

才迫)はい。やっと形にできました。 
1回目のイベントから考えてはいたんですけどイベントを重ねることで商品に出来たのかなって思います。
ブランド・お客様と良い経験ができた事で、実現できた別注です。
職権濫用ですが、誰よりも自分が着たい一枚になってます 笑。

東野)それが一番大事だよ。僕たちも自分達が好きなモノを突き詰めて作ってるから。サンプルが上がった時に良いのできたな〜って思ったよ。

黒河)シンプルなんですけど、結構色んなところに手を加えたので今までにない新型になりましたよね。元々才迫君が言ってた、お客様とSHOPが共有できる一つのユニフォームみたいなアイテムを作りたいっていうコンセプトが僕も素敵だなって思い、それが形になったのでとても嬉しいです。
年齢やスタイルの違う様々なお客様に着て頂いて、共有して貰えると面白いですよね。

東野)こういう変化があるって、またワクワクするよね。

才迫)お二人からお墨付きも頂けたので、早く紹介したくてウズウズしています。12月に広島で一緒にお披露目ができることを楽しみにしています。よろしくお願いします!

東野・黒河)もちろん、こちらも楽しみにしています。広島で会いましょう‼︎




ref.
開催期間 12.16 (fri)〜19 (mon)
(イベント詳細はこちら

ref. / Web Store
 別注「EX W/CA DRIZZLER JACKET
2022.12.16 / 11:00 発売
商品一覧

 
-about-
PHIGVEL(フィグベル)
“NEW CLASSIC”をコンセプトに掲げ、普遍的なアメリカンカジュアルやミリタリーウェアを基盤とし、あくまでもオリジナルに敬意を払ったオーセンティックなデザイン。
わずかな要素を足し引きすることで現代的に昇華させ、パターン・ディテール・素材感に重点を置いた、良質で品格のあるものづくりを目指し展開。

 


文・才迫 正道
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