2025.10.10

A.PRESSE で過ごす秋冬

皆さまこんにちは。スタッフ石井(優)です。
店頭スタッフのBLOGとしては4ヶ月ぶり、自身のBLOGとしては実に9ヶ月ぶり!と、気づけば随分と更新が滞っていました…。

季節にも少し変化が。朝夕は少し冷え、日中は30℃近く、という秋の入りを想起させる気候ですね。
やれ長袖だニットだ、などど、お洋服好きな皆さま方でしたら、わずかな気候の機微にウキウキするのではないでしょうか。

そんな秋の始まりにご紹介させていただくのは【A.PRESSE】。

当店でも1,2を争う人気を誇るブランドです。全スタッフ何かしら1点は所持している、というのも頷ける圧倒的な商品の完成度を誇ります。
今年は(も?)夏が長かったせいか、デリバリーの早い【A.PRESSE】はややスローな動き出し。お陰様でともいうべきですが、ようやく本腰を入れて秋冬のお洋服を探し出そうか、というタイミングで豊富に商品を取り揃えることが出来ました。

今回は本格的な秋冬のスタートに先駆け、【A.PRESSE】のアイテムを使用したスタイルサンプルをいくつかご紹介いたします。
皆様のご参考、ひいてはお買い物の一助になれば幸いです。

それでは早速参りましょう。



i) 個人的な推しアイテムを使用したスタイリング



この秋冬で私自身もたくさん着用している” Vintage Silk Hemp Double Knee Pants “
商品名の通り、ワークパンツの名作である通称ダブルニー(膝部分の生地が二重になっている)モデルを【A.PRESSE】のフィルターを通して昇華。
この手のパンツはコットン100%のダック生地で作られることが多く、素材感も纏う空気もタフで土臭いものになりがちです。
その点、【A.PRESSE】のダブルニーはコットン×ヘンプ×シルクの三素材を絶妙な混率で配合、ダックが本来持つ重厚感やタフネスはそのままに、履き始めから柔らかく、着用による経年変化も楽しんでいただける仕上がりに。

合わせたシャツも今シーズンの新作、” Wool Regular Collar Shirt “
【A.PRESSE】といえば、デニムやミリタリーを中心とした加工物が得意な印象が強いですが、個人的には毎シーズンシャツが楽しみだったりしています。
今回も例に漏れず非常に出来栄えの良いシャツが届いております。

起毛したウールならではの豊かな表情を持ちながら、非常に肌当たりがよく、チクチク感や痒みは皆無!という仕上がり。
その理由は原毛の良さ。「Super180s」という、超高級スーツなどにも使用されるクオリティのウールを贅沢に仕様。カシミヤに匹敵するほど繊維が細く、素肌に纏いたい心地よさです。
着心地面はもちろんのこと、軽く縮絨を施しているので毛羽感があり、秋冬シーズンを盛り上げる温かみのあるスタイリングの演出にも一役買ってくれます。

ワークパンツにシャツ、というシンプルかつスタンダードなスタイル。
それゆえに素材の良さや、着込んだときの雰囲気が明暗を分ける重要なポイントになってきます。
【A.PRESSE】はそのあたりを安心して任せることが出来るのでシンプルなスタイルでもしっかりと仕上がってくれます。
「あまり気張ったおしゃれはしたくない」「シンプルに上質なものが…」という方にはとてもオススメです。



ii) 持っていらっしゃる方も多い” USAF Hemmed Bottoms “を使用したスタイリング

【A.PRESSE】の大定番商品、” USAF Hemmed Bottoms “
当店でも毎シーズンオーダーしては完売を繰り返す人気商品の一角です。

通称メカニックパンツと呼ばれる、米軍の飛行機整備士のパンツにインスパイアされたこちら。
たっぷりと取られたパンツの幅に、わずかにテーパードするシルエット。
扱いやすさ/合わせやすさとは裏腹に、しっかりスタイリングの中でも主軸を務めてくれるのがロングセラーの秘訣かと。

そんな持っていらっしゃる方の多いであろうパンツを少し新鮮に魅せるためのアレンジをスタイリングで。



夏の間もTシャツ+サンダルで着用されていた方も多いかと思います。なのでその延長になるようなスタイリングを。

着合わせた” 2nd Type Black Denim Jacket ” の独特なブラックの色出しが変化をもたらします。
このままでも良いのですが、アクセント的に” Vintage Sweatshirt ”を肩に引っ掛け、少し動きのあるスタイルを。



直球で楽しむのもありですが、いつものスタイルの上にさらっと引っ掛けるだけで変化のあるスタイルに。
もちろん今の時期はスウェット+パンツやGジャン+パンツという具合にそれぞれ単品で使用していただき、もっと寒くなってくればそのまま全部重ねて着てしまえば「済!」という楽さもウリです。



iii) 秋冬ならではのレイヤードがポイントのスタイリング



最後は私の大好物、季節素材のアイテムをふんだんに使用した重ね着スタイルです。
正直、今の時期には暑いと思いますので、少し先を想定していただけると…。

秋冬のスタイリング提案において、非常に重要なポジションを担うのが「素材選び」。
ウールとひとくちにいってもハイゲージのニットからヴィエラのシャツ、果てはツイードまで。
コーデュロイに中綿のものなども含めるとSSは比にならないほど素材の選びしろ、組み合わせ方が存在します。

それらをうまく組み合わせながら、寒い秋冬に耐えうるあたたかさと、素材的な奥行きや立体感をスタイリングの中に演出する。
秋冬シーズンの醍醐味とも言えます。

幸い、【A.PRESSE】のAWアイテムの多くは素材感のバリエーションに富んでおり、ref.にもスタイリングを彩る様々な素材感の洋服が揃っております。



今回メインに選んだのは “ Wool Knit Henley Neck Sweater “
【A.PRESSE】が毎シーズン必ず提案するニットシリーズ。AWはウール素材での展開です。
ref.でも毎シーズンどのモデルかは必ずピックアップしているこちら、特にもう1型の“ Wool Knit Crew Neck Sweater “はシーズン違いでお持ちの方も多いかと思います。

素材使い/シルエットメイクともに、非常に【A.PRESSE】らしい商品ですが、そのまま着てしまうのは少し淡白にもなりがち。
変化をもたらすならば、せっかく重ね着出来る季節なので、いろいろと重ねてみてはいかがでしょうか?



“ Vintage US Navy Denim Jacket “
に大胆に“ Wool Knit Henley Neck Sweater “をオン、
デニムジャケットという名前ながら、比較的軽めの生地なのに加えて、着丈も長過ぎないのであえてシャツっぽくこなしています。
ヘンリーネックのボタンは全てあけ、季節的に閉じがちな胸元を少し広めに取り力を抜く。
洋服の着方としては普段より考えて、力の入った感じですが、仕上がった絵面はどこか気の抜けた印象、というギャップ。



全体的にグレートーンでまとめながら、デニム/フランネル/ハイゲージニットといった具合に異素材を重ねての演出。
こうすることで色同士/素材同士の重なり合いが生まれ、スタイリングに奥行きや立体感をもたらしてくれます。



さて、こってりめに執筆していたらおよそ3000字にも及ぶ超大作を産み落としてしまいました…。
全部きちんと読んでいただいた方は相当な【A.PRESSE】ファンか、酔狂な方かとお見受けします。

「ファッションは秋冬が楽しい!」というお声もよく耳にします。
わたしも全くの同感で、単純に着れるものが増える=「どう着合わせようか」の組み合わせが増える、と捉えられます。
今回、【A.PRESSE】でスタイリングを色々とご提案させていただき、秋冬シーズンの面白さ/奥深さを再認識しました。

秋冬はもう目の前です。一緒にたくさん楽しみましょう!


 

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